こんにちは。Umito HairDesign & Spaの石野です。
5月中旬から続けてきた「2026春夏ヘアトレンド」の連載も、今回でいよいよ最終回。全7回を通してお届けしてきた内容を、最後に一枚に束ねてお届けします。
振り返ってみると、この春夏に共通していた空気は「やわらかさ・抜け感・血色感」の3つ(第1回)でした。重さや作り込みをほどいて、軽やかに、自分らしく。その流れを、ここでは「色」「形」「装い」の3つの視点で整理してみます。

【色】隠すより、“なじませて活かす”

今シーズンの色は、ふんわりやわらかいトレンドカラーが中心でした(第2回)。アイボリー、ソフトピンク、ブルーグレー、ミルキーイエロー、カーキ・オリーブ。どれも肌をやさしく見せてくれる色です。
そして大きかったのが、白髪との付き合い方の変化(第3回・第5回)。これまでの「しっかり染めて隠す」から、ハイライトでぼかして“なじませる”へ。白髪を敵にせず、デザインの一部として活かす考え方が広がりました。
色は、ごまかすものから「活かす」ものへ。これが今シーズンいちばんの変化かもしれません。
【形】角を取った“丸み”で軽やかに

形のキーワードは「丸み」と「くびれ」(第6回)。後頭部にやわらかい丸みを出し、襟足はすっきり締める。直線的でかっちりしたシルエットより、角を取った曲線が今っぽく、大人にこそ似合います。
服のほうも、ぴったりしたラインからオーバーサイズの“揺り戻し”へ(第4回)。全体に重さを抜いて軽やかに見せる方向で、髪と服が同じ空気を向いていました。
【装い】髪と服を“ひとつ”に

そして前回(第7回)お届けしたのが、整えた色と形を“装い”と連動させること。
- 服がゆるむ年は、髪で締める(シルエット)
- 顔まわりと服の色を寄せる(色のトーン)
- 素材と髪の軽さを合わせる(質感)
髪単体でも服単体でもなく、全身をひとつのシルエットとして揃える。それだけで、ぐっとこなれて見えます。
流行は、“あなたの形”に翻訳するもの
ここまで色・形・装いを見てきましたが、いちばんお伝えしたいのはこの一点です。
トレンドは、そのまま全部を取り入れるものではありません。同じ色や形でも、似合うかどうかは人それぞれ。骨格、髪質、肌の色、ライフスタイル……それらに合わせて“翻訳”して、はじめて「自分に似合う形」になります。
その翻訳こそが、Umitoが大切にしている「似合わせ」という考え方です。流行を追いかけるのではなく、流行を借りて“あなたらしさ”を引き出す。色・形・装いがすべて一本の線でつながるのは、その軸があるからです。
全7回、お付き合いいただきありがとうございました。
この春夏、気になる色や形が見つかった方は、ぜひ「自分に似合う形」に翻訳するところまで楽しんでみてください。鏡の前で迷ったときは、いつでもご相談くださいね。あなたの骨格や髪質を見ながら、いちばんしっくりくる形を一緒に探します。
またの更新を、どうぞお楽しみに。


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