【2026春夏のシルエット】”少しすっきり”が、今っぽい

2026春夏のシルエット 少しすっきりが今っぽい トレンド情報

こんにちは。Umito HairDesign&Spaの石野です。

前回は「白髪との新しい付き合い方」として、”隠す”から”なじませる”へという考え方をお伝えしました。

今回はまた少し視点を変えて、ファッションの「シルエット」の話をお届けします。第2回でトレンドカラー5色をご紹介しましたが、今回はその「色」から「形」へ。今シーズンの装いがどんな方向に動いているのかを見ていきます。

超オーバーサイズの、揺り戻し

ここ数年、ファッションは「とにかく大きく、ゆったり」という方向に大きく振れていました。オーバーサイズのトップス、ワイドすぎるほどのパンツ。リラックス感が正義、という空気です。

その大きな波が、2026年の春夏、少し落ち着いてきました。

ただ、誤解してほしくないのは、「またピチピチの細身に戻る」という話ではないこと。ゆとりのある心地よさは残したまま、ほんの少し「すっきり」を足す。そんな絶妙なさじ加減が、今っぽさの鍵になっています。

キーワードは「ゆとり+縦ライン」。抜け感は残す、でも、だらしなくは見せない。この一見矛盾するバランスが、今シーズンの大人の着こなしの核心です。

① まずはボトムから

すっきりシルエットのテーパードパンツを使った大人コーデ
ウエストにゆとり、裾に向かって細く。今シーズンらしい縦ラインのあるシルエット

シルエットを変えるなら、いちばん効くのがボトムです。

今シーズンのパンツは、天然素材のもの、そしてマチを抑えてすっきりとしたラインが見えるものが好まれています。ウエストまわりには少しゆとりを持たせて、裾に向かってシュッと細くなっていく——そんなシルエットが、とてもきれいに見えます。

色は、第2回でお伝えしたネイチャーカラー(カーキ・オリーブ)を選ぶと、今シーズンらしさがぐっと増します。

② アウターは「軽さ」で選ぶ

アイボリーの軽やかなミドル丈アウター
やわらかい素材のロングカーディガン。動くたびに揺れる表情が洗練さを生む

羽織りものは、重さを感じさせない軽やかなものへ。

ミドル丈のトレンチや、やわらかい素材のロングカーディガン。揺れる素材感のあるアウターは、動くたびに表情が出て、それだけで装いが洗練されて見えます。

色味としては、アイボリーがおすすめ。第2回で「今季の核となる色」とお伝えしたアイボリーは、軽やかさと清潔感を同時に叶えてくれます。

③ 足元で、全体が締まる

スリムでスマートなローファー・バレエシューズの足元
厚底を卒業して、足元をすっきりと。縦ラインを生かす大切な仕上げ

そして意外と見落としがちなのが、足元です。

ここ数年人気だった厚底で重たいローファーから、今シーズンはよりスリムでスマートなフォルムのローファーへと、流れが移ってきています。バレエシューズの軽やかさも、再び注目を集めています。

派手なスニーカーを一度卒業して、足元をすっきりさせるだけで、全体の印象がぐっと大人っぽく整います。「縦ライン」を意識するうえでも、足元のボリュームを抑えるのは効果的です。

髪と服は、響き合う

ここで少しだけ、美容師としての視点を。

実は、髪のシルエットと服のシルエットは、お互いに響き合っています。服が「すっきり」方向に動けば、髪も少し軽さや動きが欲しくなる。逆に髪を整えると、いつもの服が急にしっくり似合うことがあります。

「ゆとり+縦ライン」というキーワードは、そのまま髪にも当てはまります。重さを抜きつつ、縦の流れを意識する——このシリーズの後半では、髪の側からも、またこのテーマに戻ってきます。

まとめ:1か所「すっきり」を足すだけ

全部を一気に変える必要はありません。

パンツ、アウター、足元——どこか1か所に「すっきり」を取り入れるだけで、今シーズンらしい空気がまといます。

大きな波に乗りすぎず、かといって時代から取り残されず。その心地よいバランスを見つけることが、大人のおしゃれの楽しいところなのかもしれません。


次回(5/26火)は、ヘアの話に戻ります。「白髪ぼかしハイライト」の配色——プラチナベージュやアッシュベージュなど、なじませるための色選びを、もう少し具体的にお届けします。

全8回シリーズ「2026春夏のヘアとファッショントレンド」第4回でした。

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