「ボブにしたいけれど、首もとがもたつくのは避けたい」「きれいなラインのボブを、軽い印象で楽しみたい」。そんなご希望にお応えしたのが、今回のスタイルです。
ご紹介するのは、内側ツーブロック×明るめカラーのワンレンボブ。あごのラインでそろえたワンレングスのボブの内側を、ツーブロックにして首もとをすっきりさせています。表面はつるんとひとつのラインに、首すじは軽やかに。明るめのカラーで、ワンレンスタイル特有の重さも抜いた大人のボブです。仕上げは、乾かしたあとに表面を軽くアイロンで整えるだけ。面のきれいさが際立ちます。

このスタイルのポイント
- ワンレングスのカットライン:あごの高さで水平にそろえた、すっきりと美しいライン
- 内側ツーブロック:襟足の内側を短くして、首もとのもたつきを解消
- 明るめカラー:透明感のある明るめブラウンで、ワンレンの重さを軽やかに
「きれいなラインは欲しい、でも重たくはしたくない」。その両立を、カットの内側とカラーで叶えるスタイルです。
カットの構造|内側を刈るから、表面のラインがきれいに決まる
このスタイルのいちばんの工夫は、内側のツーブロックにあります。
- 襟足の内側(表面の髪で隠れる部分)を短くカットして、首もとの厚みを取る
- 表面の髪はワンレングスで、あごの高さに水平にそろえる
- 内側の厚みがないぶん、表面の髪がふくらまずにストンと落ちて、カットラインがきれいに出る
ワンレンボブは、内側の毛が首に当たって外へ押し出されると、毛先がハネたりラインがぼやけたりしがちです。内側をツーブロックにしておくと、その原因がなくなるので、ドライ後に表面を軽くアイロンで通すだけでラインがそろい、首すじがきれいに見えるのがこのカットの利点です。
「あごラインのワンレン・内側は襟足をツーブロック・表面は重さを残す」。この3点を伝えていただければ、同じ雰囲気に仕上がります。

似合わせ分析|顔型別の見え方
- 丸顔の方:あごより少し長めにラインを設定し、顔まわりに縦の流れを作ると、すっきり見えます
- 面長の方:あごラインぴったりの長さで横の広がりを出すと、バランスが整います。前髪を作るのも相性がよいです
- ベース型(エラが気になる方):毛先を少し内側に入るように仕上げ、あごのラインをやわらかく包みます
ラインの高さは、あごの位置と首の長さに合わせて毎回調整しています。首すじがきれいに見える長さを一緒に決めていきましょう。
髪質別の再現性
- 直毛の方:ワンレンのラインがそのまま出るので、いちばん再現しやすい髪質です。表面を軽くアイロンで整えるだけで面がそろいます
- くせ毛の方:内側の量を減らしてあるぶん、広がりが抑えられます。うねりが強い場合は表面のアイロンを130〜140℃まで上げて1回通すと、ラインがきれいに出ます(何度も通すより、温度を少し上げて1回のほうが髪への負担は小さくなります)
- 毛量が多い方:内側ツーブロックの効果がいちばん大きく出る髪質です。首もとの厚みが取れて、見た目も軽くなります
- 毛量が少なめ・やわらかい髪の方:ツーブロックの範囲を控えめにして、表面の厚みを残します。ラインの美しさはそのまま活かせます
カラー解説|明るめブラウンで、ワンレンに軽さを
今回は、透明感のある明るめのブラウンで全体を染めています。ワンレングスは面がそろうぶん重く見えやすいので、カラーで軽さを出すという考え方です。
- 明るめのトーンで、ラインのきれいさはそのままに、印象を軽やかに
- ツヤが出やすいブラウン系なので、ワンレンの面のきれいさが引き立つ
褪色の経過は一般的に、2〜3週間で少し明るさが増し、6〜8週間でやわらかなベージュ寄りのブラウンに変化するのが目安です。明るめカラーは根元の伸びが見えやすいので、次回カラーの目安は1.5〜2ヶ月。ラインを整えるカットと同じタイミングがおすすめです。
※薬剤の配合や放置時間は髪の状態で毎回変えています。ここでは一般的な目安として書いています。

スタイリング|乾かして、表面を軽くアイロン。仕上げはオイル
このスタイルは、表面を軽くアイロンで整えるところまでが仕上げです。面がそろうワンレンだからこそ、アイロンひと通りでツヤと美しさが段違いになります。
- タオルドライ後、洗い流さないトリートメントのリケラエマルジョンを毛先中心になじませる。ドライヤーやアイロンの熱から髪を守り、ツヤと指通りの土台をつくります
- 根元を左右に振りながら乾かして、分け目のクセを取る。毛先は手で軽く内側に入れるように、上から風を当てて面を整える
- ストレートアイロンは120℃前後の低温で、完全に乾いた髪の表面を1回だけ、なでるように軽く滑らせる。面を整えるだけなので低温で十分にきれいに仕上がり、熱の負担を最小限にできます。半乾きの髪にアイロンを当てるのがいちばん傷むので、必ず乾かしきってから
- 仕上げのオイルは2択。trackオイル No.3を1〜2滴、毛先と表面になじませて自然なツヤに。またはヒートプレックスオイルを、アイロン前に1〜2プッシュ+仕上げに1〜2プッシュの2度づけ。熱を味方にするオイルなので、アイロンの通りが良くなり、ツヤと手触りが続きます
所要時間はドライを含めて10分ほど。アイロンは表面を丁寧に整えて5分ほどが目安です。内側がツーブロックなので、毛先がハネにくく、外出先でも収まりが続きます。
使っているアイテムは、trackオイル No.3とヒートプレックスオイルの紹介記事でも詳しく解説しています。リケラエマルジョンを含め、いずれもサロンでお求めいただけます。
よくある質問
Q. 内側のツーブロックは、外から見えませんか?
A. 表面の髪でしっかり隠れる範囲で作るので、普段は見えません。髪を耳にかけたり結んだりしたときに少し見える程度で、それもすっきりした印象になります。
Q. 伸びてきたら、どうなりますか?
A. ワンレンのラインは伸びても形が崩れにくいスタイルです。内側のツーブロックが伸びてくると首もとの厚みが戻ってくるので、1〜1.5ヶ月でのメンテナンスカットが目安です。
Q. 明るめカラーは傷みませんか?
A. 明るくするほど髪への負担はありますが、ワンレンボブは毛先を定期的に切りそろえるので、傷んだ部分が残りにくいスタイルです。お家ではドライヤー前にリケラエマルジョン、アイロンにはヒートプレックスオイルを合わせていただくと、熱の負担を抑えながらツヤが続きます。
Q. アイロンは毎日必要ですか?
A. 表面を整えるだけなので、5分ほどが目安です。120℃の低温で1回だけなら、毎日使っても髪への負担は小さく抑えられます。時間がない日は乾かすだけでも形にはなりますが、面のきれいさはアイロンひと通りで大きく変わるので、できるだけ毎朝の習慣にしていただくのがおすすめです。
こんな方におすすめ
- 首もとがすっきりしたボブにしたい
- きれいなカットラインのワンレンボブにしたい
- 明るめのカラーで軽やかな印象にしたい
- 朝は表面を軽くアイロンで整えるだけの、お手入れのラクなスタイルがいい
骨格や髪質に合わせて、ラインの高さやツーブロックの範囲をご提案します。カウンセリングだけでもお気軽にどうぞ。
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