湿気の多い日こそ、動きが味方に。黒髪ニュアンスパーマ×フェードのメンズショート

湿気の多い日こそ、動きが味方に。黒髪ニュアンスパーマ×フェードのメンズショート トレンドスタイル

湿気の多い日、髪が膨らんだりうねったりして思うようにまとまらない——男性の方からもよくいただくお悩みです。

けれど発想を変えると、湿気に強いのは「まっすぐ抑え込んだ髪」ではなく「はじめから動いている髪」。今回はトップにニュアンスパーマで無造作な毛流れをつくり、サイドと襟足をすっきり刈り上げた黒髪のメンズショートをご紹介します。

黒髪ニュアンスパーマ×フェードのメンズショート|トップの無造作な毛流れとすっきり刈り上げたサイド、斜め横
黒髪ニュアンスパーマ×フェードのメンズショート|トップの無造作な毛流れとすっきり刈り上げたサイド、斜め横

カット構造|上は残して、下は削ぐ

このスタイルの土台は、上下のメリハリです。

サイドと襟足はバリカンとハサミでグラデーションをつけながら短く刈り込み、耳まわりから襟足にかけて自然に肌へつながるように仕上げています。いわゆるフェード寄りの刈り上げで、境目をぼかしているのできつい印象になりません。

一方でトップとフロントは長さを残しました。ここに厚みがあるからこそパーマの動きが立体的に出て、上に高さが生まれます。「下をタイトに、上をふんわり」という高低差が、頭の形をきれいに見せてくれる要になっています。

オーダーの際は「サイドと襟足は刈り上げでぼかして、トップは動きが出るくらい残してください」と伝えていただくとイメージが揃いやすいです。

後頭部の丸みとトップの毛束の動きが分かる角度|襟足はグラデーションで肌へつなげた仕上がり、斜め後ろ
後頭部の丸みとトップの毛束の動きが分かる角度|襟足はグラデーションで肌へつなげた仕上がり、斜め後ろ

パーマの設計|強くかけすぎない

トップに入れているのは、細かく強いカールではなく、毛束がゆるく波打つ程度のニュアンスパーマです。

強くかけすぎると、乾かしただけでチリつきが出たり、伸びてきたときに根元との差が目立ちやすくなります。今回のように毛先寄りに動きを集めておくと、伸びてきても自然に馴染み、スタイルが長持ちします。

一般的な目安として、この程度のニュアンスパーマは2〜3か月ほどでゆるくなってきます。刈り上げ部分は3〜4週間で伸びてくるので、カットは1か月前後、パーマは2〜3か月に一度というペースで組み合わせる方が多いスタイルです。

似合わせ|顔型別の見え方

同じ設計でも、顔型によって調整するポイントが変わります。

  • 丸顔の方:トップの高さを少し強めに出し、サイドはよりタイトに。縦のラインが強調されて、顔まわりがすっきり見えます
  • 面長の方:トップを盛りすぎず、横の毛流れを残すのがおすすめです。前髪を下ろし気味にすると縦の長さが和らぎます
  • ベース型・エラが気になる方:耳上を刈り上げすぎず、少し厚みを残すとハチ張りやエラのラインがぼやけます。今回のようにグラデーションでぼかす刈り上げが相性◎です

前髪の長さと、刈り上げをどの高さまで上げるか。この2点で印象は大きく変わるので、カウンセリングで一緒に決めていきます。

トップの毛流れと刈り上げのコントラストが分かる後ろ姿、真後ろ
トップの毛流れと刈り上げのコントラストが分かる後ろ姿、真後ろ

髪質別|どこまで再現できる?

  • 直毛・硬毛の方:もっとも相性がいい髪質です。硬さでトップが立ち上がるので、パーマの動きがきれいに出ます。ただし直毛はパーマがかかりにくいことがあるため、少し強めの設定にすることも
  • くせ毛の方:もともとの動きをパーマで整える形になるので、扱いやすくなる方が多いです。うねりの方向がバラバラな場合は、パーマで方向をそろえてしまうのが近道
  • 毛量が多い方:内側をしっかり削いで軽くします。削ぎすぎると広がるので、量を減らす場所を限定するのがポイント
  • 毛量が少なめ・軟毛の方:ぺたんとしやすいので、パーマは根元寄りから。刈り上げの範囲を狭めて、トップの面積を広く残すとボリュームが出ます

黒髪だからこそ映える理由

今回は染めずに黒髪のままです。

黒は光を強く返すので、毛束の陰影がはっきり出るという利点があります。明るい髪色だと全体がふんわり見えて動きがぼやけがちですが、黒髪だとパーマの立体感がそのままシルエットとして際立ちます。

清潔感が求められる場面でも浮かず、色落ちの心配もありません。パーマで変化をつけたいけれど髪色は変えたくない、という方にちょうどいい選択です。

スタイリングのコツ

朝の手順はシンプルです。

  1. 髪を根元からしっかり濡らす(寝ぐせのままだとパーマが出ません)
  2. タオルドライ後、トップは根元を起こしながら、手ぐしで空気を入れるように乾かす
  3. 8割ほど乾いたら、毛先を軽く握って動きを戻す
  4. 仕上げにマットワックスかクレイ系を小豆1粒ほど、手のひらでよく伸ばしてから後ろ→前の順でなじませる
  5. 最後に指先で毛束をつまんで束感を整える

所要時間は5分ほどが目安です。ツヤの出るジェルやグリースを使うと、また違った濡れ感のある仕上がりにもできます。

よくあるご質問

Q. パーマをかけると傷みませんか?
A. まったく負担がないとは言えませんが、今回のように強くかけないニュアンス程度であれば、負担は比較的おさえられます。刈り上げ部分は施術しないので、傷む範囲そのものが限られるのもこのスタイルの利点です。

Q. 湿気の日はどうなりますか?
A. もともと動きのあるデザインなので、多少うねっても「崩れた」ようには見えにくいです。ふくらみが気になる日は、乾かす段階でトップの根元を前に倒すように乾かすと落ち着きます。

Q. 職場で浮きませんか?
A. 黒髪で襟足と耳まわりがすっきりしているので、清潔感は保てます。トップの動きの強さで印象を調整できるので、控えめにしたい場合はご相談ください。

Q. 次はいつ切ればいいですか?
A. 刈り上げのシャープさを保つなら3〜4週間、シルエットが崩れない範囲でよければ1か月半ほどが目安です。

こんな方におすすめ

  • 湿気の日に髪がまとまらず困っている方
  • 短くしたいけれど、のっぺりした印象にはしたくない方
  • 朝のセットを短時間で終わらせたい方
  • 髪色は変えずに雰囲気を変えたい方

刈り上げの高さ、パーマの強さ、前髪の長さ。どれも骨格や生活スタイルに合わせて調整できます。「どのくらい短くするか迷っている」という段階でも大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。

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